中村歯科医院

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周りでもインフルエンザの流行が聞かれるようなってくるこの時期に、歯科からの予防情報をお伝えします。

奈良県歯科医師会の調査によると、介護施設の高齢者に歯磨きや舌磨きなどの口腔ケアを徹底したところ、なんとインフルエンザの発症率が10分の1まで激減したそうです。

お口の中に雑菌が多いと、雑菌の代謝物がお口の中の粘膜を弱らせ、そこからインフルエンザのウイルスが侵入しやすくなるそうです。

さらに、歯周病が進行している程、組織も弱くなっているので注意が必要です。

歯ブラシだけでもある程度の汚れは落ちますが、歯と歯の間や、歯と歯ぐきの間の細菌は、歯科医院で専門的な器具によるクリーニングを受けないと除去はできません。

なんとしてもインフルエンザ予防をしたい!という方は、手洗いやうがい、マスクに加えて、歯科医院でのクリーニングも受けるようおすすめします。

 

宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

さて、冬になると注目が高まる心臓発作についてのお話から2020年はスタートしたいと思います。

気温が下がる冬期には心筋梗塞など心臓発作が増加する傾向があり、最近ではテレビの健康番組などでもよく取り上げられるようになりました。

ところが、この心臓発作のリスクを最大なんと2.8倍も高める可能性があるのが、実は歯周病なのです。国立循環器病研究センターも、歯周病があると循環器病のリスクが1.5〜2.8倍も高まることを指摘しています。

冬の時期は、気温差等への注意ももちろん大切ですが、歯周病のきっちり治すことも心がけるようにしてください。

また、歯周病を引き起こす要因となる歯石の発見と除去には、かなりの熟練を必要とする場合も多く、経験豊富な歯周病学会専門医の受診が望ましいでしょう。

宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也

参考:音琴淳一 “歯周組織に起こる末梢血管の障害と歯周疾患の関連“日本顎咬合学会誌第34巻第3号(2014)

国立循環器病研究センター「歯周病と循環器病」:http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/general/pamph105.html

東北大学の研究によると、歯が20本以上ある人と比較して、歯が全く無い人は短時間睡眠(4時間以下)になるリスクが1.4倍に、長時間睡眠(10時間以下)になるリスクが1.8倍あることがわかっています。歯が1〜9本の人も、短時間睡眠リスクが1.3倍、長時間睡眠リスクが1.5倍となっています。

睡眠時間は長くても短くても、死亡率や循環器の病気、肥満などのリスクが高くなることが知られています。特に歯が残っていない場合は、寝ている間に下顎が上方向に移動してしまい、その結果気道が狭められてしまう可能性があります。

これまで睡眠時の状態と歯の本数に関する研究はなく、この結果からは、寝ている間の歯の本数を20本以上に保つことが重要となることが示されています。

歯の本数が少なく入れ歯を使用されていて、「最近睡眠時間が短い(長い)」という方は、注意が必要かもしれません。

入れ歯の場合も、今残っている歯やインプラントを支えとしてしっかり固定できる治療法もありますので、歯科医師に相談することをおすすめします。

宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也

むし歯や歯周病によって歯がダメになり抜歯となる、このことはほとんどの方がご存知かと思います。ところが、抜歯原因第3位となると、まだまだ知られていません。

「歯根破折(しこんはせつ)」と言われるもので、歯の根の部分にヒビができたりすることで、やがて痛みを感じるにようになり、歯ぐきが腫れるようにもなってきます。最終的には歯が揺れてしまい、抜かざるを得なくなります。

原因としては、歯ぎしりや食いしばり、神経を取った歯、硬い食べ物の食べすぎなどとなります。歯磨きを一生懸命がんばっても予防ができない点が、歯根破折のやっかいなところです。

もちろん、夜間に装着するマウスピースなど、予防の方法はあります。また、歯ぎしりや食いしばりは自覚症状が無いケースも少なくありません。定期的に検診を受けることで、歯根破折の予防も心がけましょう。

宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也

むし歯予防のカギとなるのがフッ素です。おそらく、なんとなくフッ素は虫歯予防にいい、というイメージはお持ちかもしれません。

最近は、フッ素入歯磨き粉の使用とともに、歯磨きした後にお口をゆすぎ過ぎないことが大切だと言われています。予防歯科先進国とされるスウェーデンの研究がその根拠なのですが、歯磨きした後のお口の中のフッ素濃度を測定したところ、ゆすぎ回数0回の場合は25.8 ppmだったのに対し、4回ゆすぐと1.9ppmまで濃度が低下してしまう、というものです。

正しい歯磨き方法と合わせて、正しいお口のゆすぎ方も当院では歯科衛生士が指導しています。大切な歯を一生残せるよう、正しいケアを心がけてくださいね。

宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也

何歳になっても元気で若々しくありたい、という方は「フレイル(虚弱)」という言葉に注目です。

若いうちは何を食べても太らなかったのが、中高年になると太りやすくなることもあり、食べ過ぎや肥満はよくないこと、とされています。

ところが、高齢になるにつれて、逆に栄養が不足しがちとなり、気がつけば筋肉(特に足腰)がやせ衰え、転倒などをきっかけに入院⇒寝たきり、となることが懸念されはじめています。このように高齢になって体が虚弱になることを「フレイル」とよびます。

歯科とは一見関係なさそうですが、歯科でも「オーラル(お口の)フレイル」という言葉が存在しています。年齢とともに、歯の本数が減り、しっかり噛まないと飲み込めない食べ物(お肉や野菜など栄養価の高い食べ物)が食べにくくなり、噛まなくても食べられるもの(お粥、やわらかいパン、麺類など)中心の食生活となった結果、噛んだり飲み込んだりするための筋肉が衰えてしまう、ということを言います。

原因のほとんどは、むし歯治療の繰り返しや歯周病によって歯を失うことです。歯を失った時はそのまま放置せず、噛めるようにするための治療を必ず受けるよう心がけましょう。

宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也

最近、アルツハイマー型認知症の原因ではないか、という研究報告が相次いでいます。以前にご紹介したのはアメリカからの報告でしたが、今度は九州大学の研究グループです。

歯周病原因菌であるジンジバリス菌(Pg菌)が、アルツハイマー型認知症の特異的な脳内病態であるAβ老人斑を産生していることが突き止められました。

もちろん、歯周病菌をゼロにすればアルツハイマー型認知症にはならない、とまで言い切れるものではまだありません。

しかし、歯周病を放置しておいて体に良いわけがありません。

歯周病は、歯石が原因となって引き起こされる病気ですので、歯科医院で定期的にクリーニングを受診し、歯石が着かないように心がけることで歯周病は予防が可能です。
また、歯周病がある程度進行した場合であっても、歯周病専門医の在籍する医院であれば、減った骨を再生できる可能性もあります。

いつまでも元気で長生きするためにも、定期的な受診を心がけましょう。

宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也

東北大学の研究グループによると、入れ歯を使用している高齢者のうち、毎日入れ歯を洗浄液に浸したり、ブラシで磨いたりのお手入れをしているグループと、毎日はお手入れしていないグループでは、肺炎にかかるリスクが1.58倍(75歳以上)も違うことがわかりました。

入れ歯のお手入れが不十分だと、細菌などが増殖し、だ液や食物と一緒に気管から肺に入ってしまいやすくなることが原因です。

誰でも、年齢とともに食べ物を飲み込む能力が衰えていきますが、特に入れ歯の場合は、しっかりと力をかけて噛むことが難しいため、口の周りの筋力も弱りやすくなります。

普段の入れ歯のお手入れとともに、しっかりとフィットした入れ歯を使うことで、筋力が衰えないよう心がけましょう。

宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也

むし歯は無いはずなのに、冷たい飲み物等で歯がしみる経験ありませんか?

歯にはとても硬いコーティングのような「エナメル質」でおおわれた部分と、歯と歯肉の境目で色がやや濃い部分の象牙質があります。

知覚過敏は、歯ぐきが下がることで、この象牙質がむき出しになることで起こります。象牙質には象牙細管とよばれる細かい穴があり、冷たい飲み物などの刺激がここから神経に伝わります。極めて硬いエナメル質と違い、象牙質はやわらかいため、歯ブラシによっても徐々に削れていってしまいます。特に、市販の歯磨き粉には研磨剤が含まれていることが多く、象牙質へのダメージが進みやすくなります。

知覚過敏は、軽度であれば薬品などにより覆うことで症状を和らげることも可能ですが、進行すると神経が露出する場合もあるため、早めに歯科医師による診断を受けることが大切です。

宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也

「できることなら、むし歯治療はこれで最後にしたい」

これは、むし歯治療経験者に共通の思いかもしれません。

最初は小さな詰め物で済んでいたのに、やがては銀歯になったり、神経を取ったりと、同じ歯に対してむし歯治療を繰り返す度に処置も大がかりになっていきます。

むし歯が再発する原因ですが、人工物である詰め物やかぶせものと、もともとの歯の間にはどうしても隙間ができてしまいます。この隙間からむし歯菌が侵入し、内部でむし歯が再発してしまうのです。

現在の保険診療で使用できる詰め物やかぶせ物の場合、質の高い材料は使えず、歯科技工でも時間をかけた作成ができないなど様々な制約があります。また、銀歯はお口の中で徐々に溶け出していくという問題もあります。

これらの保険診療の問題を解決するには、セラミックやゴールドなどの材料を使うことや、歯科技工の過程でも拡大鏡などの道具を使って時間をかける(2〜3倍の時間)ことで、隙間を極限までゼロに近づけることができます。

一度削った歯は、二度と再生することはありません。むし歯治療の際には、保険外の治療選択肢もご検討してみてください。

 

宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也

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