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- 2021.10.24
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前回日本の定期検診の現状についてお話しさせていただきました。今回は皆様になぜ定期検診に通う必要があるのかをお伝えできればと思います。
最も必要な理由3つご紹介いたします。
①歯のトラブルを未然に防ぐ事ができ、歯を綺麗に保つ事ができる→健康寿命が伸びる
②早期発見、早期治療に繋がる
③結果的に医療費を押さえる事ができる
痛くなったら歯医者さんに行かれる方は虫歯がだいぶ進行してしまってる可能性が高いです。そうなれば、治療中のお痛みや治療後のお痛みも出てくる方が大半です。
痛くなる前に通えば虫歯が小さいときに発見する事ができ、大変な治療を避けることができます。
最後の医療費削減はびっくりされる方も多いかと思います。
これは統計で出されているのですが
80歳までにかかる治療費の推計で
歯科医院に定期検診行っていた人と痛くなってから行っていた人で約284万円の差があるのです。
歯医者さんは美容院に行くのと同じです。定期的にメンテナンスをしてお口の中を清潔に保ちましょう。
宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也
- 2021.10.22
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今まで虫歯になったことがある方は少なくないと思います。
一度虫歯になって削ってしまうと、削った歯は戻ってきません。その為、削られた歯を補うために詰め物や被せ物をしていきます。
虫歯は進行具合によってこのようにステージ分けされています。
初期の虫歯(CO)
歯の表面のエナメル質が白く濁っている状態で、痛みはなく穴もあいていません。フッ素を塗り経過を見ていきます。
エナメル質の虫歯(C1)
歯の表面のエナメル質が溶け、穴が空いてる状態です。冷たいものがしみる場合がありますがほとんど痛みはないです。虫歯の部分を削り、プラスチックの材料を詰めて治します。
象牙質の虫歯(C2)
エナメル室の内側の象牙質というところまで虫歯が進行した状態です。冷たい物や甘いものがしみるようになり、時々痛むようになります。虫歯の部分を削りインレーという詰め物を入れ治します。
神経の虫歯(C3)
神経まで虫歯が進行し、何もしなくてもズキズキと激しく痛みます。神経をとり、クラウンという被せ物をつけ治します。
歯根の虫歯(C4)
歯の大部分は溶けて無くなり、神経も死んでいるため痛みはありません。多くの場合が抜歯になります。その場合はブリッチや入れ歯、インプラントを入れます。
歯が痛くない時の虫歯をご自身で見つけるのは非常に難しいです。ですので、痛みがない方も是非一度ご相談ください。
宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也
- 2021.10.10
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定期検診を3ヶ月ごとに行ってらっしゃる方はどの位いらっしゃるでしょうか?
歯科の先進国であるフィンランドでは定期検診の必要性を知り、3ヶ月ごとの検診 に国民の95%の方が通っています。日本は医療先進国と言われていますが、歯科の必要性を知り、定期検診に通っている人数は何%だと思いますか?
33.8%なのです。
(※参照:歯科医療に関する生活調査
https://www.jda.or.jp/jda/release/cimg/2020/
DentalMedicalAwarenessSurvey_R2_2.pdf)
これは他の先進国に比べだいぶ劣っている数字です。 (※受診率アメリカ 80%、イギリス 70%)
ではなぜ日本人は行かないのか、アンケートを取ったところ、「歯科に対しての恐怖 心を持っている」「不信感がある」「治療費が気になる」など、様々な声があります。
しかし、これらは定期検診にしっかり通っていれば未然に防げるものなのです。
最近歯医者さんに行っていない方は是非一度足を運んで頂けると幸甚です。 お気軽にご相談ください。
宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也
- 2021.09.30
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現在の日本の平均寿命は男性が81歳、女性が87歳と世界でもトップクラスに長くなっています。それと同時に健康寿命との差が問題視されています。
平均寿命と健康寿命の間には男性で11年、女性で14年もの差があるといわれています。
このことから高齢者の多くは寿命が尽きるまでに何かしらの健康上の理由で制限された生活を過ごしている事が分かります。
今、この健康寿命と歯の本数の関係が注目されています。
実際に残っている歯が19本以下の人は、20本以上の人と比較すると約1.2倍要介護認定を受けやすいという実験結果があります。
また、歯がほとんどなく入れ歯も使っていない人は20本以上歯が残っている人に比べて認知症リスクが最大1.9倍にもなることも分かっているのです。
このことから分かるように歯の本数と健康は直結しています。
歯を失わないようにしっかりメンテナンスを受けましょう。
また、既に歯を失っている方は入れ歯やインプラントを使ってお口の機能を回復することが必要になります。
ご自身の健康のためにも、少しでも気になることがあればご相談ください。
宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也
- 2021.09.28
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歯周病という言葉は皆さん聞いたことがあると思います。
では、何歳から歯周病になるかご存知ですか?
どうしても40代以降の中年層の方がなるイメージがあるのではないでしょうか。
もちろん年齢と共に割合は増えていきます。
ただ、厚生労働省が行った調査では、25〜34歳のうちの約20%が歯周病にかかっていることが分かっています。
また、歯周病はほとんどの年代で減少していますが、15〜24歳では年々増加してきています。
歯周病は遺伝やストレス、喫煙など歯磨き以外の要因も影響を与えるため、若くても色々な要因が重なり、急激に進行することもあります。
歯周病は日本人が歯を失う原因の1位です。
進行する前に治療をすることが歯を守ることに繋がります。
歯周病の中でも歯肉炎であればまだ骨には影響がないので早期に治療することによって治すことができます。
年齢関係なく、歯磨きのときに出血する、口臭が気になる、朝起きたときに口がネバネバするなど、気になることが少しでもあれば早めにご相談ください。
宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也
- 2021.09.23
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「しっかり歯磨きしているのに歯が黄ばんでいる気がする」「歯が気になって笑えない」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は歯の黄ばみにも様々な原因があり、それにより対処法も変わってきます。
①歯のクリーニング
コーヒーや紅茶、ワインなどによって歯の表面にステインがついている場合は歯のクリーニングによって綺麗にすることができます。
ステインは歯磨きで取り切ることは難しいので定期的にクリーニングを受けることが必要です。また、着色を防ぐ方法などもお伝えします。
②ホワイトニング
歯そのものを漂白して歯を白くする方法です。
歯医者で行うタイプやおうちでしていただくタイプなど色々な種類がありますので相談しながら決めていきます。
③ほてつ物
セラミックを使って白い歯を作っていく方法です。
ご希望の色や形をお伺いしながら治療方法を決めていきます。
歯の色が白くなると自信がつき、さらに綺麗に笑うことができます。
また、口元の印象が変わるだけでかなり若く見えます。
あなたに合った方法をご提案しますので、ぜひ一度ご相談ください。
宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也
- 2021.09.20
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みなさんは毎日しっかり眠れていますか?
多くの人が悩んでいるドライマウス(口腔乾燥症)ですが、実は唾液の量と睡眠は密接に関わっていることが分かっています。
唾液は血液の成分から作られています。
唾液の分泌のためには水分をとることはもちろんですが、良質な血液を作れる環境を整えることもとても大切なのです。
血液は睡眠中に骨髄の中で作られます。
そのため、睡眠不足が続くと新しい血液が作られず、体内には古い血液が循環します。
これにより、唾液の分泌量が減少してしまいます。
睡眠不足は注意力を低下させたり、免疫を下げて風邪を引く原因にもなるので、しっかり睡眠をとれるように工夫していきましょう。
宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也
- 2021.09.14
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歯周病の原因と言えばしっかり歯磨きできていないことが一番に思い浮かぶと思いますが、実はお酒も関わっていることをご存知でしたか?
もちろん個人差はありますが、酔った状態ではほとんどの方がブラッシングがおろそかになってしまい磨き残しが増えてしまいます。もし飲みすぎて歯磨きをせず寝るようなことがあれば歯周病リスクが一気に高まります。
さらにお酒はpHが低いので、日常的に多量のお酒を飲んでいると歯が溶けてしまうリスクがあります。歯が溶けたり柔らかくなるとプラークがつきやすくなりますし、むし歯にも繋がります。
もう1つ考えられるのは炎症の増強です。
アルコールを接種すると血管拡張作用によって血流がよくなり、歯周病の炎症も増強することがあります。習慣的に炎症が増強されると、歯を支えている骨の破壊が進んでしまうのです。
お酒そのものが歯周病を引き起こすことはありませんが、日常的に多量のアルコールを摂取することは歯周病の悪化に繋がることがあります。
健康のためにもお酒は飲みすぎず適度にし、飲んだあとはしっかり歯磨きをすることを徹底しましょう。
宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也
- 2021.08.27
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二次カリエスという言葉を聞いたことがありますか?
既に虫歯治療をしている詰め物や被せ物の隙間から再びむし歯(カリエス)になることです。
詰め物や被せ物をするとどうしても僅かな段差ができます。
毎日の歯磨きを丁寧に行わないとその段差にプラークが溜まり、むし歯になっていきます。
また、詰め物や被せ物が劣化すると隙間ができ、むし歯菌が侵入してきます。
特に保険適用の素材は劣化しやすいので注意が必要です。
神経をとっている歯は痛みを感じることがありません。
そのため二次カリエスになっていても分からず、気づいたときには中で大きく広がって抜歯しないといけなくなったという例もよくあります。
ワンタフトブラシや歯間ブラシ、フロスなどを使って丁寧にケアすることが大切ですが、二次カリエスはなかなか自分では気づけません。
抜歯になる前に早期発見し、歯を守るためにも定期検診に通うようにしましょう。
宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也
- 2021.08.24
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先日東京オリンピックが開催されました。
選手の奮闘に感動された方も多いのではないでしょうか。
その中でも今回金メダルをとった陸上の大橋選手や体操の村上選手が歯列矯正していることが話題になっています。
実は他にも大谷翔平選手や松坂大輔選手、宇野昌麿選手などたくさんのスポーツ選手が歯列矯正されています。
実はスポーツと歯は大きく関わっています。
かみ合わせが悪いと肩や腰の姿勢が崩れて力が入りづらくなります。
また、それによって集中力・持久力が低下し、パフォーマンスが落ちてしまいます。
もちろんスポーツ選手だけではなく、わたしたち一般人においても歯並びやかみ合わせが悪いと頭痛、肩こりの原因になるだけではなく、転倒リスクの増加、しっかり栄養をとれないことによる免疫力の低下へ直結します。
矯正治療中はもちろん違和感や不自由さもありますが、それでも治療をしているメダリストの姿を見ると、どれだけ大切なことがよく分かりますね。
歯並びやかみ合わせをしっかり整えることは健康寿命を伸ばすことに直結します。
当院には矯正治療専門のドクターが在籍していますので、気になることがあればお気軽にご相談ください。
宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也