- 2021.04.19
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寝ている間のことはなかなか自分では分からないものですが、ご家族からいびきをかいていると指摘されたり、ご自身のいびきで目が覚めたことがある方もおられるのではないでしょうか?
基本的にいびきの原因には骨格や体型、舌の大きさが強く関わっています。
ただ、それ以外に加齢も関係しているのです。なぜかというと、加齢による筋肉の衰えは舌にも影響してきます。舌の筋肉が衰えると舌が喉の奥に入ってしまう「舌根沈下」という現象が起こります。そうすると気道が狭くなっていびきをかきやすくなってしまうのです。
そこで試してみてほしいのが舌の筋トレです。今までもお口周りの筋肉のトレーニングなどをご紹介してきましたが、舌も大事なからだの一部ですのでぜひ試してみてください。
方法としては、お口を開けて舌を思いっきり前に出して5秒キープする、口を閉じたまま舌で歯の表面と歯茎を舐め回すようにゆっくり回転させる、口を大きく開けて「あーいーうーえーおー」と言いながら顔と口の筋肉を動かす、といったものがあります。3回ずつくらい繰り返すといいでしょう。
ご自身やご家族の快適な睡眠のためにも無理のない範囲で少しずつ始めてみてください。
- 2021.03.30
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歯周病というとプラークや歯石が歯について起こるものだと思われている方は多いと思います。もちろんそれが大きな原因なのですが、実は過度な力で噛みしめることも歯周病に深く関係していることが分かっているのです。
今年行われた研究により、実際に日中に噛みしめていると、そうでない人に比べて4.9倍も歯周病が進行しやすいことが研究により明らかになりました。
歯周病の治療にはもちろん歯医者での定期検診や毎日の歯磨きが必ず必要です。ですがそれだけでは治らない場合もあるのです。噛み合わせの調整やナイトガードなどで歯周病の進行を止める、という方法も検討してみてもいいかもしれません。
日頃噛みしめている自覚がある方や寝ているときに歯ぎしりしていると指摘されたことのある方は一度相談してみてください。
- 2021.03.23
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近年、電子タバコや蒸気タバコなど、タバコの種類も広がってきています。辞めたいけどなかなか辞められないという方も多いのではないでしょうか?
タバコは吸っている本人はもちろん、受動喫煙によってもむし歯のリスクがあがることが分かっています。
むし歯はミュータンス菌と呼ばれる菌によってエナメル質が溶かされ進行していきます。ここで唾液がお口の中の汚れを洗い流したり、血液に含まれる白血球が身体に有害なものを排除することによって防ぐことができます。
ですが、タバコの副流煙にさらされているとニコチンにより唾液の分泌が抑えられ、血管も縮まるのでむし歯を防ぐのが難しくなるのです。
特に赤ちゃんや子どもに影響が出やすく、実際にタバコを吸う人がいる家庭で育った3歳の子どもは、そうでない子に比べて約2倍むし歯ができていたという結果もあります。
タバコは全身の健康はもちろん、歯にも大きく影響します。大切な家族のためにも禁煙を試みてはいかがでしょうか?
- 2021.03.21
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新型コロナウイルスの報道で歯科医院は危険というイメージがついている方も多いと思います。そのため、足が遠のき、むし歯や歯周病が悪化し、お口の中の環境が悪くなっている方が多くいらっしゃいます。
特に歯周病は中高年になると罹患率が急激に高まり、60歳前後では8割以上の方が罹患しているというデータもあります。また、歯周病が悪化すると他の病気も悪化する危険性があります。
歯科医院は新型コロナウイルスが発生するよりも以前から消毒や滅菌を徹底してきました。
さらに当院では皆様に安心してご来院いただくため、徹底した手指消毒や診察台の消毒、世界レベルの滅菌システムで徹底した衛生管理を行っております。また、高性能医療用空気清浄機も設置しております。
むし歯や歯周病は早期発見が必要です。また、お口の中の健康は全身の健康にも繋がります。徹底した対策の上治療させていただきますのでぜひ安心してご来院ください。
宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也
- 2021.03.17
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妊娠中は普段どおりの生活が思うように出来ないことも多くなります。
歯磨きもその1つです。歯ブラシを入れるとえづくといった経験をされたことのある妊婦さんも多いと思います。
また、妊娠するとホルモンの影響などにより歯肉炎や歯周病になりやすいとも言われています。
ですが、お口の中の健康が悪く、歯周病のある妊婦はそうでない妊婦に比べて約5倍も早産になりやすいという結果も出ています。
このようなことを防ぐためにもできる範囲で構いませんので、小さめの歯ブラシを使って細かい動きで磨いたり、においの強い歯磨き粉を避けたり、無理せずできるときに何回かに分けて磨くといったようなことを試してみてください。
どうしてもしんどい時はあまり神経質にならずに洗口剤を使用し、調子のいいときに磨くようにしてもいいでしょう。
当院では妊婦さんの体調に応じて治療やクリーニングをさせていただきますので気になることがあれば一度ご来院ください。
宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也
- 2021.03.15
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口臭を気にされている方は多いと思います。
口臭の原因はたくさんありますが、健康な人の口臭は舌についた汚れ、「舌苔」が主な原因と言われています。
舌苔はお口の清掃不良や唾液の減少、口呼吸などによって、細菌や食べかす、口の中ではがれた粘膜が溜まってできます。
付き方は様々で舌の一部にだけついたり、全体についたりと人によって違います。また、体調によっても変わってきます。
それでは舌苔はどのようにお掃除したらいいのでしょうか?
気になるからといって1日に何度もこすると舌が傷つきます。1日1回を目安に、舌苔の付着量が多い朝に行うといいでしょう。
普段使っている歯ブラシでもいいですし、専用の舌ブラシを使うのもいいでしょう。舌はデリケートなので優しく奥から手前にブラシを動かしてください。
えづきやすい方は舌を思いっきり前に出すと少し磨くやすくなります。
口臭が気になる方は一度お試しください。
宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也
- 2021.02.23
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近年口腔ケアの重要性が広く認識され、特に手術前に口腔ケアすることによってがん手術後の術後肺炎発生率や死亡率を減少させることも明らかになっています。病院で指導され、入院前ご自身で歯医者に来られる方も多くなっています。
さらに、あまり知られてはいませんがこの口腔ケアは退院してからも継続されることが重要なのです。退院後の口腔ケアにはさまざまな感染症や誤嚥性肺炎を予防して、再入院の可能性を低下させる効果があることも研究により証明されています。
無事手術が終わり退院してからも、全身の健康のためにぜひ歯医者で口腔ケアを受けてください。また、来院が難しい方も訪問診療などで口腔ケアを受けることは可能です。当院も訪問診療をしておりますのでぜひご相談ください。
宇治市 中村歯科医院院長 歯周病学会専門医 中村航也
- 2021.02.23
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人のお口の中には唾液があります。この唾液には歯や粘膜を保護し、外から入ってきた菌を胃に洗い流し殺菌すつ役割があります。また、会話したり食べ物を飲み込むためにも唾液は必要不可欠ですよね。
実はこの唾液には『サラサラ』と『ネバネバ』の2種類あるんです。サラサラしているときは良いのですが、ストレスなどを抱えていると交感神経が優位に働き、ネバネバした唾液に変わるので危険です。というのも、このネバネバした唾液には『ムチン』という成分が含まれているのですが、ムチンは口の中の菌を固まらせる作用があるのです。
このネバネバ唾液が出ているとき、気をつけたいのがお茶です。お茶は口臭抑制効果やリラックス効果があり、一時的には良い効果を発揮します。ただ、カフェインが含まれるため利尿作用が高くなり、常に口の中が乾く状態になってしまいます。また、ポリフェノールには唾液の分泌を抑制する作用があることもわかっています。
ですので、唾液がネバネバしている方におすすめなのは水です。特に朝、起床後歯磨の後に200cc程度水を飲むと唾液分泌が促進されて朝食をスムーズにとることができます。また、適切に水分補給を行うと唾液の分泌が増えるだけではなく、自律神経が調節されたり、むくみが解消されるという効果もありますのでぜひお試しください。
- 2021.02.23
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皆さんは日頃使っている歯ブラシをどのように手入れしていますか?ほとんどの方は使用後水洗いして洗面台に置いているのではないでしょうか。
定期的に交換していたら大丈夫ではないかと思われるかもしれませんが、7日間使用した歯ブラシにはなんと4,000万個もの細菌が付着しているという検証結果もあるのです。
基本的に歯ブラシは最低でも1ヶ月に1回は交換することが望ましいです。もし1ヶ月以上使われている方は今すぐ交換されることをおすすめします。
では、この1ヶ月の間、歯ブラシをできるだけ清潔に保つには何をすればいいのでしょうか。大切なのは十分に水洗いをして食べかすを除去し、しっかり乾燥させることです。今は歯ブラシの除菌薬や、紫外線で除菌し、天日干し同様の効果がある歯ブラシ用の除菌器も市販されているのでそういうものを使うのもいいと思います。
しっかり除菌した歯ブラシを使うとより口腔内の除菌効果が高まり、虫歯や歯周病、口臭の予防にも繋がります。もし歯ブラシの交換を考えられる方がおられましたらお口の状況に合った歯ブラシをご提案しますのでぜひご相談ください。
- 2021.02.23
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相変わらずマスクが生活に欠かせない日々が続いています。
マスクをすることによって起こり得るお口の危険などについては以前のブログでもお話しましたが、その対策として今、マウスウォッシュが改めて見直されています。
お口全体を臓器としてみた場合、歯だけでなく、舌や頬の内側、喉なども含まれます。そのため、歯磨きだけではお口の中のケアを完璧にしきれてるとは言えません。実際に1日の終わりに人間のお口の中には700種類、約2,000万もの菌が存在していますが、この菌をなくすため、どれだけきっちり歯磨きをしても約75%は取り切れていないというデータもあります。マウスウォッシュを併用してお口の中の細菌を少なくすることにより、本来、無菌である血液内に歯周病菌が侵入して糖尿病や心臓病、脳卒中などを引き起こす菌血症の予防も期待できます。
当院では患者様に合ったマウスウォッシュや使い方もお伝えしますのでぜひお問い合わせください。