中村歯科医院

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さて、前回お伝えした「ネイチャー・サイエンティフィック・レポート」2017年の研究からの続きです。

これまでは、残っている歯の本数と死亡率の関係に関する研究は多かったのですが、この研究では、プラークの量や、歯石の量なども対象としています。

例えばプラーク量と死亡率の関係ですが、プラークの量が高いグループは、少ないグループに比べて死亡率が約4倍高かったのです。同様に、歯石が多いグループは、少ないグループに比べて約2.4倍死亡率が高かったことがわかりました。

もちろん、プラークや歯石が直接死亡を引き起こしているとまではいえません。

しかし、プラークや歯石は、体にとって悪いことはあっても、良いことはありません。プラークや歯石と健康の関係は今後の研究によって明らかにされていくことが期待されます。

体の病気の多くは、じわじわと長い時間をかけて悪化していくものが多いのも事実です。まずは、正しい方法で歯を磨く、定期的に歯科医院で歯のクリーニングを受診する、など、できることからはじめていくことをおすすめします。

当院Facebookページでご紹介した「歯の状態が悪いほど死亡率が高い!?」について、ブログページでより詳細に解説していきたいと思います。

内容が重複しますが、以下この研究の要約です:

小保方さんのSTAP細胞論文でその名が広く知られることとなった『ネイチャー』という世界的に権威のある科学論文誌があります。同社が新たに発刊している『ネイチャー・サイエンティフィック・レポート』という論文誌に、お口の健康と死亡率の関係に関する論文が掲載されました。

フランスで7,000人以上を対象とした大規模調査なのですが、「歯垢」「歯石」「歯肉炎」「噛むために機能している歯が5本未満」「歯を11本以上失っている」という5項目が、死亡率と関係あるかどうかを調べたものです。

結論としては、5項目のうちあてはまる項目数が3つ以上あると死亡率が高かった、ということが明らかになりました。

これまで、歯の残っている本数と死亡率の関係については数多くの研究がありますが、歯石や歯垢、歯肉炎との関係を歯科のプロフェッショナルが数値にもとづいて測った研究はほとんど存在しませんでした。また、その調査も7万人以上を対象としている大規模な研究なので、信頼性も高いといえるでしょう。

また、次回以降、この研究チームの分析などをひもといていきたいと思います!

(グラフは論文より。健康な人と比べて、5項目にあてはまる数が1,2,3以上に色分けして区分。さらに、左のグループから「全ての原因による死」「全てのがんによる死」「心臓血管病とがんを除外した死」となっている)

2017年のがんによる死亡数のうち、男性は胃がんが2位、大腸がんが3位、女性は大腸がんが1位、胃がんが4位でした(国立がん研究センターWebサイトより)。

ヒトの消化器官の長さは約9mあり、その最初の入口が口なのです。

患者さんの中で「最近、胃の調子が良くない」という方の多くは、歯の状態が良くないために噛みたくても噛めない、というように、歯に問題を抱えておられます。
特に、奥歯を失ってそのままにしていると、肉や魚、野菜などの栄養豊富な食べ物が食べづらくなります。
これらの食品は、奥歯でしっかり噛みつぶさないと飲み込みづらいからです。その結果、ご飯や柔らかいパン、麺類などに食事が偏ってしまいます。

偏った栄養バランスや、十分に噛まずに飲み込むことは、胃や腸にも負担となります。
健康食品もいいかもしれませんが、自分の歯でしっかり噛んで唾液とともに食べ物を飲み込むことがヒト本来の在り方です。

食事は体の健康にとっても大切ですし、食べる楽しみという心の健康にも大切です。
今は、奥歯を失った場合も、再びしっかり噛めるように治療する選択肢が色々とあります。
しっかり食事できるよう適切に治療し、体全体の健康をいつまでも維持しましょう。

ゴールデンウィークはいかがだったでしょうか?

長期の旅行に行かれた後の患者さんにみられるのが、歯や歯ぐきの状態の悪化です。

話を聞くと、ホテルに備え付けの歯ブラシを使っていた、という方が多く、使い慣れていない歯ブラシが原因の一つと考えられます。

また、普段のように規則正しい生活ができないこともあるでしょう。

お口の中をみると、普段より歯垢や歯石が多く見られたり、歯ぐきが腫れていて場所によっては出血がある、という状態です。

特に、一度形成された歯石は歯ブラシでは除去できないため、「お口の中が以前に比べてすっきりしない」「歯の裏側がザラザラしている気がする」など気になる場合は、早めに受診することをおすすめします。

今年のゴールデンウィークは最大で10日という超大型連休ですね。これほど休みが長いと、普段の規則正しい生活リズムも崩れがちです。

以前ご紹介したように就寝時間が不規則になると虫歯のリスクが高まることが研究で明らかとなっています。
この他、外出が増えることで食事後に歯磨きできる機会が少なくなる、甘いお菓子などの間食が増えるなど、お口の中の環境にとっては必ずしも良い状態ではありません。

特に就寝中はお口の中の唾液が減ることで、様々な細菌が増えやすい状態になります。

そのため、就寝前の歯磨きはできるだけ念入りにすることを心がけましょう。

4月14日(日)に鶴見大学において、歯科医師・歯科衛生士向けの講演会を主催・開催しました。
ゲスト講師には、テレビでもおなじみの若林健史先生と、現在の歯周病教育をリードする瀧野裕行先生をお迎えしました。
また、若手の歯周病専門医として、私を含め3名の専門医が症例発表を行い、最善の治療について考える1日となりました。

現在、鶴見大学の同期生を中心としたスタディグループを主宰・運営しています。
毎月メンバーが集まり、お互いの症例について検討を行うことを通して、よりよい治療ができるよう切磋琢磨しています。
年に1度、第一線で活躍する有名な先生を招いて大規模な講演会を開催しています。この講演会は今年で第2回となりますが、一人でも多くの歯科医療人に歯周病治療の最新事情をわかりやすく伝えることを目指しています。

今後は、一般の患者さん向けの講演会なども企画していきたいと考えていますので、よろしくお願いします。

お子様をお持ちの親御さんにとって、「子どもの歯を守ってあげたい」という気持ちはとても強いのではないでしょうか。でも、どうするのが最善なのか、となると何が正しいのかわかりにくいですよね。

当院では、一律に何歳になったら◯◯をする、という画一的な診療は行っていません。お子様の歯のはえ方や、歯がはえる時期は、一人として同じということはないからです。同じ年齢であっても、永久歯が何本はえているかなどはバラつきがあります。

まず、レントゲンを含めてしっかり検査を行い、お口の中の状況をきっちり把握します。今後のアゴの成長などもふまえた上で、矯正治療の必要有無や、気をつけないといけないことなどをアドバイスするようにしています。

また、矯正治療を受けられる場合に見落とされやすいのが虫歯の発生です。矯正装置があることで磨き残しができやすく、虫歯の発見がしづらいことなどが原因です。当院では、矯正とともに虫歯や歯周病の一般診療から専門治療まで行っていますので、来院ごとにお口の中の総合的なチェックも行います。

院長、副院長が現在2児の子育て中ですので、育児中の歯磨きや歯並びのことなど、どんなことでもお気軽にご相談いただけたらと思います。

いよいよ新時代「令和」が始まりますね。

この機会にぜひ始めていただきたいのが予防歯科の習慣です。

最新の調査では、80歳の時点で20本以上の歯が残っている人の割合が50%を超えるなど(ちなみに20年前の1999年はわずか15%程度でした)、日本人の歯の状態は少しずつ良くなってきています。しかし、それでもまだ2人に1人は歯が20本無い状態です。

中村歯科医院の患者さんは80歳で28本全ての歯が残っていてほしい、いつまでもなんでもおいしく食べて健康でいてほしい、そんな思いから、予防歯科の習慣を始めることを強くおすすめします!

このグラフをご覧ください(山梨県歯科医師会リーフレットより)。

歯医者さんに定期的に通って歯石除去や歯のクリーニングを受けている人、受けていない人では、80歳時点で残る歯の本数が、20本と9本(平均)となります。
なんと11本もの違いがあるのです。また、注意が必要なのは50代くらいから一気に差がひろがる点です。

「特に痛いところも無いし、歯のクリーニングはいいわ」と思っていると、50歳を過ぎた頃から1本、また1本、と歯を失う可能性がとても高いのです。

中村歯科では、「痛くない」「歯の表面を傷つけない」「より短時間で歯の汚れを徹底除去できる」というとても優れたクリーニング専用機器を導入しています。国内での普及はまだ始まったばかりの機器ですが、ぜひお気軽に歯のクリーニングにご来院ください。

高齢になるにつれて、飲み込んだり、咳をして異物を出す能力(嚥下反射・咳反射)が低下していきます。

さらに注意が必要なのが、睡眠中に起こっている誤嚥(ごえん)です。

前回もご説明しましたが、誤嚥とは、食道に入るべき食べ物などが誤って気管に入ってしまい、その時に食べ物といっしょにお口の中の細菌が肺にはいってしまう、というものです。その結果、肺炎を引き起こしてしまうことが少なくありません。

嚥下反射や咳反射が低下した高齢者の場合、睡眠中に約70%の方に「不顕性の誤嚥」が起こっていることが研究によりわかっています。本来ならば、咳き込んだりすることで気管に入った食べ物を吐き出そうとしますが、この咳き込みが起こらないのを不顕性の誤嚥、といいます。

誤嚥性肺炎の予防には、何よりもお口の中を普段からきれいにしておくことが大切です。この他にも、胃食道逆流による誤嚥が疑われる場合は、食後2時間は横にならないことや、就寝時に上半身を軽度挙上しておくことも一定の予防効果があると言われています。

前回、「誤嚥性肺炎」に少し触れましたので、今回は、もう少し詳しくご説明したいと思います。

高齢になると、足腰が弱くなる方が少なくありません。これは、長期の入院や車いすでの生活が続くことで、足腰を使わないため筋肉が衰えてしまうために起こります。

実は、同じことが口やアゴ、頬や喉にも起こるのです。通常は、食事の時にしっかり噛むことで自然と唾液が出て、食べ物を飲み込みやすいドロドロ状にしてくれます。

ところが、入れ歯が合っていない場合などにはしっかり噛めなくなってしまい、お粥ややわらかいパンばかり食べている、という方が少なくありません。また、高齢者に多い様々な薬の服用(多剤服用)が原因で、その副作用として唾液が少なくなってしまう、というものがあります。

飲み込みにくくなることで、食べ物が気管に入ってしまい、その際にお口の中にあった細菌も入り込むことで肺炎を引き起こしてしまうのです。

まずは、しっかり噛める環境を整えることが大切です。

現代の歯科医療では、噛めるようにするための治療方法もいろいろとあります。「入れ歯でほとんど噛めない」「歯の本数が減って噛みづらい」という状態を放置せず、かかりつけの歯科医にご相談ください。

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